
「あと1ホール、ボギーで上がれば89…」
ぜったいにボギーであがるぞ!
そう思った最終ホールで、まさかの大叩き。
スコアカードに刻まれた数字は、また「90台」。
たった1打。
あと1打が、こんなにも遠い。
——これは、私が「90切りの壁」に何度も跳ね返されていた頃の話です。
そんな私が、ついに90を切ることができたのは、
栃木県のベルセルバカントリークラブ・さくらコースでのラウンド。
会社の友人と回ったその日、スコアは「88」。
毎日続けていた練習の成果が、ようやく報われた瞬間でした。
90を切るまでに、何回挫折したかわかりません。
道具を買い替えても、練習量を増やしても、なかなかスコアは縮まらない。
でも、ある「気づき」を境に、ガラッと景色が変わったんです。
この記事では、私が90切りを達成するまでに気づいた
「失敗の正体」と「本当に大切だったこと」を正直にお伝えします。
- 90が切れない人がハマりがちな3つの落とし穴
- 私が90切りを達成した「気づき」とは
- 90切りに本当に必要だった道具・練習・心構え
同じように「あと一歩で90を切れない…」と悩んでいる方の
背中を押せる記事になれば嬉しいです。
5年間ずっと「90台」のスコアだった

100を切れたときは、嬉しくて「これで一人前のゴルファーだ」と
少し自信を持ったのを覚えています。
でも、そこから先がまったく進まない。
毎回スコアは95前後。
その停滞期は約5年続きました。
原因はわかっているつもりでした。
ドライバーで「飛ばしたい」「ナイスショットを打ちたい」と力みすぎて、毎回大ぶり。
1ラウンドで必ず2〜3回はOBかチーピン。
または腰を早く切りすぎて、体が開いてしまい大きくスライスしていました。
パターも苦手で、パット数は毎回36〜38。ラインも読まずに、感覚で打っていました。
アイアンはボールを上げようとしてしまい、ダフリ・トップで安定せずに、縦の距離にバラツキがありました。
直さなきゃとは思っていた。
でも、何をどう直せばいいのかが、わかっていなかった。
それが、5年も続いたのです。
90が切れない|3つの「やってしまった」


今振り返ってみると、私は90を切れない典型的なパターンに
ハマっていました。笑ってしまうくらい王道のミスです。
失敗①|ドライバーで「もっと飛ばしたい」と力む
「飛距離が出ればスコアも縮まる」と本気で思っていました。
だから毎ホール「ナイスショット」を狙って大ぶり。
力んでスイングが崩れ、結果はOBかチーピン。
1ラウンドで必ず2〜3回はティーグラウンドで頭を抱えていました。
失敗②|パターでラインを読まずに打つ
「だいたいまっすぐでしょ」と、ラインも傾斜も見ずに構える。
当然、入りません。3パットは当たり前で、たまに4パットも。
ショートパットの怖さも、当時はまだ知りませんでした。
失敗③|アイアンがいつもダフる
「ボールを上げよう」「すくい打ちで飛ばそう」と意識するほど、
ヘッドが手前の地面を叩く。
グリーン手前で「ザックリ」を量産していました。
アイアンが安定しないと、スコアは絶対に縮まりません。
──この3つが、5年間ずっと私の足を引っ張っていたのです。
そして気づいたとき、3つに共通していた「ある原因」がありました。
答えは「飛距離」じゃなかった

転機は、ふたつのきっかけが重なったときに訪れました。
ひとつめは、ゴルフ雑誌『アルバ』を読んでいたとき。
「スコアの半分はグリーン周り100ヤード以内で決まる」
そんな記事が、目に飛び込んできました。
え、半分?
それまでの私は、ナイスショット=ドライバーの飛距離だと
思い込んでいました。
「自分はずっと、残り半分しか練習してこなかったのかも」と、
初めて気づいたのです。
そしてもうひとつ。
ある日、会社の先輩と練習場に行ったとき、こう言われました。
「ドライバーばっかり打ってるけど、本当に上達したいならアプローチを練習しろ」
正直、その時の私はピンときませんでした。
「アプローチなんてグリーン近くで打つだけのオマケでしょ?」と。
でも、先輩のスコアはいつも70台。文句のつけようがありません。
その夜、家に帰って3つの失敗を改めて振り返ってみました。
▼ ドライバー → 飛距離を欲張ってオーバースイング
▼ パター → グリーン周りを軽視
▼ アイアン → 「ボールを上げよう」=距離を稼ごうとしている
3つに共通していたのは、たったひとつ。
「飛距離を出したい」という欲だけで、 グリーン周りの大切さを完全に見落としていたということ。
90を切れない原因は、技術ではなく、自分の意識の向け方だったのです。
90を切るために重要だった3つのこと

「飛距離を捨てて、グリーン周りを大事にする」。
この意識を行動に移すために、私が変えたことは3つでした。
①|ドライバーは「コンパクトなトップ」を意識
オーバースイングを直すため、練習場で徹底的に取り組んだのが、
「バックスイングで自分の左側にヘッドが見えないトップ」。
短い。物足りない。最初はそう感じます。
でも、コンパクトなトップは球が散らないんです。
飛距離は5〜10ヤード落ちても、フェアウェイキープ率は2倍に。
飛ばすより、曲げないほうがスコアに効くと、身をもって実感しました。
②|パターは「反対側からもラインを見る」を習慣に
これまで適当に構えていたパターを、180度変えました。
カップとボールの中間に立ち、反対側からも必ずラインを確認。
傾斜の見え方が、片側からとは全然違うんです。
「これ、絶対に曲がる方向、逆だった」ということが何度もありました。
パット数は38 → 32前後に減少。
これだけで、1ラウンドで6打縮まる計算です。
③|自宅の庭に「天然芝」を植えてアプローチ練習
「アプローチを練習しろ」という先輩の言葉を受けて、
思い切って自宅の庭に天然芝を植えました。
正直、手入れは大変です。芝刈り・水やり・肥料……。
でも、本物の芝の上で打てる気持ちよさは別格でした。
仕事から帰ったら、毎日15分でも素振りやアプローチ。
ボールを上げようとせず、低く転がすイメージで打つ。
グリーン周り30ヤード以内が、どんどん怖くなくなる。
ザックリが激減し、「寄せワン」が取れる回数が増えました。
アプローチの基本の打ち方を覚えたことでアイアンのダウンブローが身につきました。
結果、すくい打ちが無くなり、ダフリ・トップが激減しました。
※ 庭がない方は、人工芝マットでも十分代用できます。
私のおすすめは記事の後半でご紹介します。
──この3つを徹底した結果、私のスコアは劇的に変わっていきました。
90切りを支えてくれた4つの相棒

90切りに向かう過程で、私のスコアアップを陰で支えてくれた道具を紹介します。
これがなかったら今のスコアはなかった、というほどお世話になった4つです。
①|ゴルフ雑誌『アルバ』— 気づきをくれた一冊
「グリーン周り100ヤード以内の重要性」を教えてくれた、私の人生を変えた雑誌。
ネット記事と違って、雑誌は 特集が体系的にまとまっているので、
テーマを深く理解できます。
気になる号があれば、今でも必ず手に取っています。
②|タイトリスト ボーケイ ウェッジ — アプローチの相棒
正直に言うと、ボーケイは やさしいウェッジではありません。
打点がズレるとすぐミスが出る、玄人好みのクラブです。
でも、このウェッジで打つアプローチは、不思議と「楽しい」。
うまく打てたときの打感の良さ、ボールが思った場所に止まる感覚——
「もう一球打ちたい」と思わせてくれるんです。
練習が楽しいから、自然と上達する。
これは90切りに欠かせなかった一本です。
③|タイトリスト Pro V1 — グリーンで止まるボール
90切りを狙うレベルになって、ボール選びの重要性に気づきました。
Pro V1の最大の魅力は「グリーンで止まる」こと。
強めに打っても、しっかりスピンがかかって止まってくれる。
ピン手前を狙うショットの精度が、ガラッと変わります。
価格は高めですが、「狙えるボール」への投資だと思えば納得です。
④|PuttOUT パターマット — 自宅パター練習の決定版
「反対側からライン読み」を家でも練習したくて買ったのが、
PuttOUTのパターマット。
決め手は 入らなかったボールが手元に戻ってくる仕組み。
拾いに行く手間がないので、テンポよく何球も打てます。
雨の日でも深夜でも、パターは練習できる。
わが家ではリビングに常設しています。
まとめ|90切りは「気づき」から始まる
私が5年間、95のスコアから抜け出せなかった理由は、シンプルでした。
「飛距離」しか見ていなかったこと。
「グリーン周り」を軽視していたこと。
この2つに気づくだけで、ゴルフはガラッと変わります。
特別な才能はいりません。
特別な道具も、特別な練習場もいりません。
▼ ドライバーは「コンパクトに振る」だけで安定する
▼ アプローチは「毎日少しずつ」で確実にうまくなる
▼ パターは「反対側からラインを見る」だけで入る確率が上がる
ベルセルバカントリークラブ・さくらコースで「88」を出した瞬間、
私が感じたのは、達成感だけではありませんでした。
「悔しいけど、もっと早く気づきたかった」
それが、5年の停滞を抜けた私の率直な気持ちです。
この記事を読んでくれたあなたが、私のように
5年間ムダにすることなく、最短ルートで90切りを達成できれば。
それが、この記事を書いた一番の理由です。
「あと一打が遠い」と感じている、すべての90台ゴルファーへ。
90を切る瞬間は、必ずきます。
少しずつでいい。
今日できることから、一緒に始めましょう。
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